ゲンダイ・シネマ ~チェンジリング~
翻訳修業中の映画好き雑文屋が、映画の【原題】にちなんだ話をつらつらと書いてます。
ネタばれも多少ありますので、ご注意を。
邦題:チェンジリング
原題:Changeling
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bunkaのオリジナル・レビューはこちら http://bunkasmydays.blog71.fc2.com/blog-entry-301.html#more
行方不明になった息子を探し続けるシングルマザー。5カ月後に「見つかった」といって戻ってきたのは、息子とは違う男の子だった・・・。
事実を認めようとせず、真実を訴え続ける母親を精神異常者と扱う警察。その裏にある「権威の腐敗」や、驚愕の殺人事件との関連。
1920代にロスで実際に起こった事件を、監督・クリント・イーストウッド&主演・アンジェリーナ・ジョリーで重厚なミステリーに仕上げています。
changelingとは「取り換えっ子」「子どもをすりかえること」などという意味があります。
もとをたどるとヨーロッパの民話で、妖精が子どもを知らない間に誘拐して、代わりに“取り換えっ子”を置いていったというお話に由来するらしいです(Wikipediaより )
そういえば「取り換えっ子」の話はケルト民話で読んだことがあります。
この映画の場合は、妖精の代わりに警察によって子どもがすり替えられたのですね。
しかし、こんなことが実際にあったとは。当時の警察の横暴な捜査や“反逆者”への仕打ちも今じゃちょっと考えられないですが。
ちなみに「-ling」は接尾語で、
>名詞につけて指小辞をつくる (byアンカー英和辞典)
とあります。「指小辞」ってなんじゃい!? と思った方、こちらの方が分かりやすいかも。
>suffix (in nouns) a small, young, or less important type of something (by ロングマン現代英英辞典)
でもこのタイトル、カタカナにしただけじゃ本来の意味は日本人には伝わらないな~。
最近は日本人向けな邦題をつけずに、原題をそのままカタカナ化した映画のタイトルが多いですが(アメリカの配給元の方針ということを聞いたことがありますが)、そういう場合は日本の配給元がきちんとタイトルの説明をつけてほしいですよね。せめてHPとかパンフレットでね。
